スポンサーサイト

--.--.--.--.--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

喜びと悲しみ

2006.12.22.Fri.23:00


19日の舘野泉先生のリサイタルは、とても素晴らしかった!
5月の演奏会と明らかに違ったのは、なんと右手をお使いになったのである!まだ、単音ではあるけれど、音色やタイミングをあわせて、左手となんの違和感もないタッチでお弾きになられて驚いた。

舘野先生は、脳溢血でステージの上で倒れられた後、劇的な回復力とすざまじい御努力により、左手のピアニストとして復活された。
今では、お元気だった頃と変わらぬ殺人的スケジュールをこなされ、またお倒れにならないか、心配になるほど。

吉松隆さんの、ゴーシュ舞曲集が素晴らしかった。
ロック、ブルース、タンゴ、ブギウギの4曲から成る組曲で、聴いていて身体が自然にリズムをとってしまうほどに、ゴキゲンな4曲。
タンゴ好きな先生も、どこからあの情熱的なエネルギーが沸いてくるのか?と思うほどに、ノリノリだった。
生きている証、それは、聴衆の前でピアノを奏でる事。
本当に輝いていていらして、その見事なご回復を心より嬉しく思った。


ところが、そのコンサートの翌日、悲しいニュースが流れた。
岸田今日子さん死去の知らせ。

実は、お嬢さんが短大生立った頃、ピアノの授業で彼女を担当したのが私だった。
岸田今日子さんのムーミンで育った私だから、レッスン後にお母様の今日子さんのお話もしたものだった。
その後、ご自身の劇団公演のご案内のお手紙を、ご本人からなんどか頂いたりした。

それから何年もたった後、舘野先生と組まれて音楽物語の公演をされるようになった。もちろん、何度か聴きに行った。
特にこのCDのぞうのババールは私も友人と何度も演奏していたし、カップリングされているシサスクの新曲の世界初演の前に、舘野先生からお電話を頂き、とてもステキに仕上がったので、是非にと誘われて、富山まで聴きに伺ったりと・・・

いろんな役柄をがらりと雰囲気を変えて、語られるその素敵な声、衣装、そこに漂う気品あふれる独特な世界。
小泉八雲の怪談をノルドグレンの曲にあわせて語られるその世界は圧巻であった。

ああ、もう生では聴くことが出来ないと思うと、本当にショックである。
女優として希有な存在だったと思う。
けれどもお会いした際に、お嬢さんの近況などをお聞きした時の、嬉しそうなお顔は一人のお母様のお顔だったのが、私には印象強い。

お嬢さんのMちゃん、先月お父さまもお亡くなりになって、さぞ力を落とされていることと思うので、とても気になっている。



最後に聴いたのは↓の演奏会、去年の春だった。
IMG_2444.jpg

スポンサーサイト
コメント
私も岸田今日子さんのことショックでした。
大好きだったムーミンが岸田さんのお声だったと知ったのは大きくなってからなのですが、ムーミンの声優をされた理由が、「お嬢さんに自分の仕事ってこんなことだって見せたかった」ということと知って、素敵なお母様だなぁって思っていました。

館野先生も、テレビでしか存じ上げませんが、すばらしい方でいらっしゃいますよね。

chisatoさんは、そんな素敵な方と触れあわれていて、そんな時間は宝物ですね。
ぴゆどんさんへ

ぴゆどんさんも岸田さんのムーミンお好きでしたか?!
本当にもう会えない、という事は寂しいものですね。でも、心の中にずっと生きています。絶対に忘れないです。本当にステキでした。可憐で、でも妖艶で!

舘野先生は演奏会の日には、岸田さんの訃報をきっとお知りになっていらっしゃったと思います。
どんなお気持ちだったことかと・・・

素敵な方々と、ほんの少しでも自分の人生の中で重なる事が出来たのは、本当に有り難くて大感謝です。


管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。