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遠く離れていることは

2008.03.24.Mon.23:35



先週の日、月(16、17)と実家に帰省しました。
この一週間はとても長く感じられました・・・

3月末で退院予定だった祖母。
その頃また帰省しようと楽しみにしていた。

ところが13日に母は主治医から
「急に心臓が弱くなってきたので、退院は無理かもしれません」
と言われました。
そして16日の未明に急変し、家族が駆けつけました。
幸い、駆けつけた途端落ち着きを取り戻した祖母。
けれど私は新幹線に飛び乗りました。

2月に帰省したときよりも、さらに痩せて痛ましい祖母。
いろんな思いがよぎります。

今回は私はもちろん、父も母も妹も、覚悟をしなくてはという現実に
それぞれが向き合っているようでした。
月曜に病院から駅にむかう時、祖母に帰る事を告げるのは
本当に辛くて、もしかしたらもう会えないかもと思うと
言いようのない思いが溢れました。

こちらに戻って、いつもの毎日がまた始まりました。
けれど、いつも祖母を思います。

あの時、もっとこうしてあげればよかった、
もっといろんな話がしたかったと後悔ばかり。

遠く離れていることは、本当に悔しい。
毎日祖母を見舞えないこと。
両親に夕食くらい作ってあげられたなら。

私はどうしたらいいのだろう。
今、私に出来ること・・・何かあるだろうか。
・・探し続けました。



祖母は一週間前、
「故郷」
「月の砂漠」
そして、おじいちゃんの母校「早稲田の校歌」
この3曲をフルコーラス歌えたそうです。

母がわからなくなって、なんだっけ?というと
ちゃんと覚えていたそうです。

「音楽の力」って、計り知れないものがあるのだと
改めて驚くばかりです。

そこで、思いつきました。
それらの曲を、私がピアノで弾いて録音して送ろう!と。

図書館で童謡集みたいなCDを借りてきてダビングをして
それと共に、故郷、月の砂漠、ゆりかごの歌をピアノで入れました。

今、毎日、病院に行く度に祖母に聴かせているそうです。
私のピアノを毎日祖母が聴いてくれていると思うと、
少しだけ、心の落ち着きを取り戻した私です。

自分にそんな手段があった事、そしてそれが今私の出来る唯一の事だと
気づけたことを幸せに思います。



実は、今回の帰省で母が友人と作った短歌集を見せてくれました。
その中の母の一首に私は涙がボロボロとこぼれて、どうしようもなくなりました。
けれど、その歌を読んだからこそ、気づくことができたように思います。

「祈りを音に託し、ピアノを弾こう」と。


母の歌

逝きし胎児(こ)に 祈りもて弾く娘のピアノ

  きびしき冬の北欧の曲


すみれが天国に召された同じ月に、
実は結婚15年目にして、やっと授かった子を流産してしまったのです。
その2ヶ月後、あやめとそらんをお迎えして、そらんを亡くして・・・

その後開いた演奏会は、その魂に捧げる演奏会となりました。
その演奏会を聴き、母が作った歌だと思います。

もう何十年も続けている母の短歌、俳句、詩です。
遠く離れて暮らす母の率直な思いは、いつも活字から知るのです。
時には私の予想を超えた、痛いほどの母の叫びの声を・・・


そんな母の短歌は、祖母へのもしかしたら最後のプレゼントを
ピアノ演奏という形ですることを、思い出させてくれたのです。

今は、その音を聴いた祖母が、少しずつでも良くなって
退院して実家に戻れることを願う毎日です。




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コメント
私も、chisatoさんの音楽に救われましたよ。
ちっくんを亡くして抜け殻のようになっていた時、chisatoさんから送って頂いたMDを聞いたとたん、なぜだか、涙が止まりませんでした。
あの時の気持ちは今でもうまく説明できないけど、chisatoさんが演奏するピアノを聴きながら、chisatoさんがちっくんと私のことを思ってくれていると感じて、嬉しくて、ありがたくて、しょうがなかったんだと思います。

3年前に亡くなった私の祖母は、病床で朦朧としながらも、自分の痛い痒いは一言も口にせず、母や私や妹のことばかり心配していました。祖母にとって、自分の子供や孫たちが幸せかどうかということが、一番、心配だったんでしょうね。
chisatoさんのおばあちゃん、chisatoさんのピアノ演奏を聴きながら、きっと、旦那様やあやりんちゃんと楽しく過ごしているchisatoさんを思い描いて、幸せなんじゃないかなと思います。

chisatoさんのおばあちゃんが、一日も早く良くなりますように
こんにちは。
お忙しい日々を送られていたのですね。

私は今年になって近しい人を二人亡くしました。
その上メリーちゃんも(パピヨン)足を悪くし、
手術をしたのに良くならず、再手術をしなければならないと。
かわいそうで胸がキリキリします。

大人になるということは、
大切な人たちを見送るという指名を背負うことなんだな、
なんてぼんやり考えていたり。

それでも・・お花がたくさん咲き出して、
少し気持ちがほぐれてきます。

chisatoさんの才能はお母さまから受け継がれたのですね。
気持ちを表現できる才能をとても羨ましく思います。

あばあさまがchisatoさんのピアノを聴いて、桜を眺めて、
少しでもお元気になられることをお祈りしています。
chisatoさんも元気でいてね♪
chisatoさん こんばんは
おばあさまのご病気、あまりよくないとのこと・・
心配ですね~
近くにいたら、たくさんの想いを伝えることができたかもしれない・・と、chisatoさんのお気持ちがすごくわかります。
私も家族、祖母と離れて暮らしているせいか、朝の電話や遅い時間の電話もヒヤリとします。
ピアノのMD。おばあさま、すごく喜んでおいででしょうね。chisatoさんの気持ちが音になって、おばあさまに伝わっていると思いますよ。
おばあさまのご病気がよくなりますように~
私の母は、病気で早くに亡くなってしまったのですが、母の代わりになって、ずっと側にいてくれた祖母も80歳。遠く離れているって、つらいですよね~
おばあさまにその想いがたくさん届きますように
kitaさんへ
kitaさん、どうもありがとうございます。
ピアノの事で、自分の無力さを痛感し、もう限界かと立ち止まるとき、
kitaさんの言葉は本当に有り難いです。
もう少しだけ頑張ってみようと、勇気をいっぱいもらいます。
もっともっと上手くなって、いつか生で聴いてもらえたら・・って思います。

kitaさんのお祖母様、痛いとか自分のことはおっしゃらなかっただなんて、
すごいです・・とっても素敵な方だったんですね。

人間はもちろん、すみれちゃんもそうでしたが、ペットだって同じ。
自分のすべてを見せて、いろんな事を教えてくれるのだと思います。
mihoさんへ
mihoさん、
まだ3月というのに、大切な方をお二人も亡くされたんですね。
それは本当に大変でしたね・・・大丈夫ですか?

そしてメリーちゃんも!!これから再手術されるとは、本当にご心配のことでしょう。
今度こそ手術が上手くいき、元気で飛び回れるようになれることを、心から祈っています。

そして、私も同感です。本当に大切なかけがえのない人を見送る事を経験して、
やっと一人前になれるのかなとつくづく思います。

そうそう、先日のリネンバードはいかがでしたか?

桜、ついに咲きましたね!今週が見頃でしょうか?
chiropi さんへ
chiropiさんも故郷から遠く離れていらっしゃるんですよね・・
そして、お母様を早くに亡くされていらしたんですね。
本当にお辛い事もいっぱいだったと思いますが、
お祖母様のいっぱいの愛情に包まれて、心優しいchiropiさんの今があるんですね。

80歳におなりになるのですか?私の祖母はもう90過ぎているんですよ。
まだまだお若いから!でも、遠いと心配ですよね?
私も電話が鳴るたび、メールが入るたびドキっとします。

離れて暮らすことはやっぱり親不孝かな・・って思ってしまいます。でも仕方がないですしね。

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